熊本高等専門学校熊本キャンパス(旧:熊本電波工業高等専門学校) 出前授業・体験授業 おもしろサイエンスわくわく実験講座

高専生による科学コミュニケーション活動

学生の主体的な学びの場

現代の高等教育では、グローバル化した「知識基盤社会」において活躍できる人材の育成が求められており、専門的な知識の習得とともに、社会人として活躍できる能力(ジェネリックスキル)を、学生に身につけさせることが課題となっています。また、学生自身が初年次の段階で、ジェネリックスキルの必要性に気づくことが重要です。熊本高専熊本キャンパスでは、学生が初年次から実験教室へ積極的に参加し、教える経験や運営する経験をする中で、ジェネリックスキルの必要性に気づき、主体的に学ぶ態度を身につけることを期待しています。

段階的な人材育成

熊本高専熊本キャンパスでは、学校施設を利用した実験イベント、近隣の小学校や公民館、自治体からの依頼を受け実施する実験教室を年間20件程度開催しており、学生がボランティア活動の一環で参加しています。参加学生の9割が1~3年生であることが特長です。当初は、教員が考案した授業を教員自らが講義し学生が指導補助をする形態でしたが、6年間の実践を経て、学生が講師役を務め教員が指導補助をする形態へと転換しました。今日では、実験教室の依頼者との打ち合わせや授業内容の決定、実験イベントの企画についても学生が関係するに至りました。実際、実験教室の実施に際し、学生同士で授業内容や指導方法の確認を行っています。さらに、後輩の育成においても積極的に取り組む学生が現れ、経験が豊富な学生が経験の浅い学生に指導のノウハウを伝承しています。

平成26年度の実績によると、全学生の35%が本活動に参加しています。そのうち、年間1回、2~4回、5回以上参加した学生は、それぞれ56%、35%、9%を占めます。本活動では、それぞれ、
【Level 1】科学コミュニケーション活動の魅力を経験し、コミュニケーション能力等の必要性を意識する段階
【Level 2】講師役の一員として主体的に関わり、ファシリテーション能力等の必要性を意識する段階
【Level 3】企画・運営に携わり、グループリーダーとしての能力の必要性を意識する段階

と位置づけ、段階的に学生のジェネリックスキルの育成、リーダー人材の育成を促しています。

本活動の成果として、学生は、指導内容や指導方法の改善を試みる中で、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを意識して取り組むようになりました。さらに、オリジナルな授業の開発を行い、授業実践を重ねる中で、授業内容の改善を図っています。

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